散々と二人は つまらないことてぶつかり合う 簡単に言うならさ その声が鼻についたんだ それなのに今さら なんでそんな目をしているの? 気づつけば溢れ出す 涙の意味がやっと分かった あなたがいなければ そう幾度となく ちっぽけなプライドに 縛られて続けてきたけれど 暖かいあの場所が 帰るべきあの場所が たった一人欠けたら そこに意味などないと悟った 握るこの手の震え 刺さる心の叫び 何もできずに口を閉ざして かけがえのない 誰かへと 微笑みかける顔 この笑顔のために 命すら惜しくないから 「あなたの全てを愛せたらいいな」 と夢物語でも 願ってみないから 朽ち果てた倫理も今では どうでもよくなっているから 自分だけが信じていられる 何かがきっとあるから 紡いできたあなたとの記憶 風の音に耳をかたむける 立ち上がれば降り注ぐ光 瞬く間に この手も届かない 惜別の言葉も言えずに 置いていかれる 「まただよ、 いつだって先をいってしまう 消えない 癒えない 言えないままなのに」 けれども俯く暇などなく 歩いていくことしか... あなたの温もりは形も残らずに 埋もれていくのでょう それでも足掻いていく 最後まで 美しくあろうと 誓った日も全てこの日のためなの 「あなたの全てを愛せたらいいな」 と夢物語でも 願ってみないから 守ってきた"モノ"を 守ってみせるから あなたが 描いた景色にも 近づけていくから この身の全てを 今捧げよう