doll of memories
 Arrange：おすきー
 Lyric：おすきー
 Vocal：らいらい。
 Original：人形裁判 ～ 人の形弄びし少女 / ブクレシュティの人形師

 薄暗く満たす木々 射す日届かないのは
 幾度過ぎる日々さえ 流してはくれないから
 俯く部屋の隅で また思い出す声と
 消えない影がよぎる 忘れられぬ光

 貴方がいつか 教えてくれたこの魔法が
 まだ 今も 私に力くれる

 揺れる七色の幻想 晴れない闇の中踊る
 絶えず流れるこの空に 願い輝かせて
 巡る季節の冷たさに 泣くわけにはいかないから
 いつかまた会えるときまで 愛しい想い抱いて

 また寒い春は来て 募らせる寂しさに
 待つ風は今もまだ 窓は鳴らさぬまま

 貴方がいつか 残した人形抱きしめて
 今 走る 果てなき世界越えて

 響く黄昏の幻想 彷徨う日々を抜け出して
 この手貴方に届いたら 空は晴れるのだろう
 たとえ何度傷付いても 消えない想いがあるから
 いつかまた会えるときまで 愛しい想い抱いて

 光る張りつめた指先 手繰り寄せたこの手の中
 伝わる暖かな想い 長い時を越えて
 揺れる思い出の人形 今私の前に踊る
 傷付く私を庇って 舞う桜のように
 あの日あの場所の想いが 満たす闇を晴らしてゆく
 小さな背中が 嗚呼あの懐かしい声が
 呼びかけた気がした