作词 : 凋叶棕 作曲 : ZUN たとえばほら日が落ちて 行灯一つ暗がりの中 障子に歪な影ひとつ そんなの映る筈がない 幸せの秘訣その1:相手をなにも疑わないこと そうすりゃ全部心配ない ちょっと変わってむしろいい! いやいやいやだってそうだろ?おかしいじゃないか相手の“好意”を怪しむほうこそ頭がどうかしてる! だからぼくはこうして何も気にしない そうしてきみと二人で暮らしていたいーーそれだけなのに! 戸にかけたこの手 何か壊してしまうくらいならば ただ何もせず、きみの影をただ、見て居たいよ。 なにもかもわからない・・・ だけど台無しにしてしまうよりは その先 踏み入れてはならない「聖域」を守りたい たとえばほら日が落ちて 夜な夜なそっと聞こえくる音 まるで何か研ぐような そんなの聞こえるわけがない 幸せの秘訣その2:相手をなにもおそれないこと そうすりゃ一切心配ない ちょっと不思議でむしろいい! いやいやいやだってそうだろ?それじゃあきみがまるであたかも山奥の妖怪だとでもいうのかい? いや!むしろそうだとしたってそれが何なんだ きみのところにいられればそれでいいじゃないかーーそれだけなのに! 覗き見ぬこの目 何か暴いてしまうくらいならば ぼくはすすんで、耳を塞いで、ただ寝て居たいよ。 なにもかもわからない? だけどなかったことにされるよりは どうかいつまでも君だけの「聖域」はそのままでいて 見るな。知るな。疑うな! 訊くな。探るな。理解るな! 止めるその一歩 きみと居られなくなるくらいならば きみのすべてを“わからない”まま“わからない”でいよう なにもかもそれでいい!! 何が怖して何を失うもんか! 無数の想いの先かくも近くて遠き「聖域」