目が覚めた頃には 全て忘れるから きっとどこまでも行ける 虹色の果て ふと気がつけば乗り込んだ覚えもない 船の底にぼくはいたよ いつか見たような記憶にもない景色 胸の奥には懐かしさ 窓の外にはほら、青い鳥たちの群れ こっちへおいでと君がガラスを叩く ピンク色のシルクが揺れる 「そうよ、ここでなら何にでもなれるのよ」 ふわり浮かんだ甘い香り 変わっていく街は神様のピアノ そっと足を踏み出せば響きだすよドレミの音 目が覚めた頃には 全て忘れるから きっとどこまでも行ける 虹色の果て 誰かが鍵を落として針が回りだしてもずっとここにいるからひとつになれる 目が覚めた頃には 全て忘れるから あと5分だけでいい微睡んでいたいの 君の甘い記憶さえ朝焼けが掻き消して また明日会えたら素敵なことね