オレンジの光 窓の外見えたんだ 夜空閃いて丘の上落ちるのを 父さんも母さんも起こさないように 息を殺したまま自転車漕ぎ出した 暗い森の中 真っ白な霧を吐く 宇宙船の下に佇む君がいた 夜の闇に溶けるドレスに白い肌 華奢な首にかかった自動翻訳機 『ねえ、ここらでアカシアの花が見つかる そう聞いたんだ 君も一緒に探してくれないか』 高鳴る胸のリズム 出会いは突然 聞いたこともない言葉でさぁ 愛を語ろう 宙を舞う妖精に君が囁けば 季節外れの花が開く 夏の夜の夢 素敵な出会いに見合うものなど何も 持ち合わせちゃいない自分がもどかしい 君に聴いてほしい金色のレコードに 刻みつけられたロックンロールっていうやつ 『さあ、一緒に小一時間のスぺースフライトを』 浮かび上がる宇宙船と三原色の空 僕には宇宙だったあの町は遥か どんなルールやしがらみさえ小さく見えて 未来の風を受けて触れた手が全て 誰とでもね分かり合える そんな気がしてた さよならだロマンティック·ユーフォー 銀河の果てまで 淡い恋の残り香だけ置き去りにして 星が綺麗な夜はいつも思い出す あのどれかに君がいると 望遠鏡の中 星と星の間を船が行き交える そんな時代がいつか来たら何から話そう