また今日も何も得ないままに 日が暮れた まぁ凝りもせず 赤く染まる冬の西の空に背を向けた 死んだ目をした家畜の餌で 回る回る太陽 いっそ明日昇らなければ どれだけ楽なんでしょう 悔しさ堪えて見る夢は なんて理想的な運命 怠惰と慢心とプライドとの 葛藤の結果はトゥーレイト 道ばたに落ちたゴミみたいな ちっぽけな幸せを ほらひとつまたひとつ かき集める毎日を あとどのくらい待てば やってくるんでしょう 傷つくことに存外 ひどく疲れてしまったの 何をするわけじゃない 私はここでただ桜の季節を いつかやって来るあなたを 待ちわびているのです そして春がきて夏がきて 秋と冬と恋と別れ それじゃあいったい物語の鍵を 握っているのは誰? 手にした生活とかねてからの 夢を秤に乗せず ここはひとつ妥協して 世知辛い現実のせいにしよう あとどのくらい 耐えればいいのでしょう 頑張ることってなんだい ひどく疲れてしまったの 何をするわけじゃない 私はここでただ桜の季節を いつかやって来るあなたを 待ちわびているのです 巡る巡るまたやってくる 長い旅の途中出会う 桜咲く今年もそう当然のように 絶望を何度となく飲み込んでは 桜咲く私もそういつかきっと 出会うあなたを思うよ