謳歌したいんだ 霊性器官に映った世界を 瘴気に満ちた境界の上 一人虚無に縋っていた 興味ないんだ 実像の無い人形の声には どんな機械さえ 深淵に潜んだ命は捉えられない 変容を待っている 安寧を壊している 遍く排すため 浮世の痛みを 許せないでいた 醜悪の心臓も 得てして空虚さ ただちに注げよ 洒脱なフィクションを 死んだような どうしようもない感覚に沈んで 今日もそうだ 曖昧な幻肢で霧中を掴んでいる こんな生に 延命の価値など生まれやしないが 原始の脳は 生存の悪魔に魅入られたいるんだ 変容を待っている 安寧を壊している 遍く排すため 浮世の痛みを 許せないでいた 醜悪の心臓も 得てして空虚さ  ただちに注げよ 洒脱なフィクションを 終末のラッパが響いた 繭の中 残留思念は世界へと漏れ出した その正体は現実の様な夢 すっと隠してきた 人格の形骸を 元に戻したら 愛を歌えるかな これ以上生きていく道理も無いが その手は僕らを離さない 変容を待っている 安寧を壊している 遍く排すため 浮世の痛みを 許せないでいた 醜悪の心臓も 得てして空虚さ ただちに注げよ 洒脱なフィクションを 変容を待っている