作词 : LITCHI 作曲 : LITCHI 音のない歌を食べて膨らんだ この頭蓋に宿れる命が 天使になる日が来る前に 時計の針が止まるなら 耳を塞いで 枢機さえも機能してはいられない 言葉の洪水で 種は芽吹いた 破綻を予言して 「君は聞いた 私の声を 止まぬ空腹と 果てぬ信仰を」 悲劇なんて演じたくは無いんだ さあ祈りを聞かせて 何気なく君が見せた優しさが 僕の変容を加速させるから 成形できてないこの愛は 見せられないの 織り成されることしか能がない 永久に増幅するハルモニアで 善も悪も優劣も生き死にも かき消されてしまうなら 耳を塞いで レンズ越しの神が 審議を下すのなら 讃美の音色は どうして奈落に響いている? 水面に揺れた 悪魔が囁く 「もう理想郷は現世には無い」 絶え間なく色を変えるプネウマに揺られ 妄執の繭が裂けても 聖者を貪るこの日々は ただ続くだけ この身が真実の陽に灼かれても いつか輪唱した君との歌が 幼稚な愛で模した箱の中 鳴り止む事がないなら 明日もまた生きていけるから