作词 : LITCHI 作曲 : LITCHI 色のない天蓋の下 積まれた贄を数えて 汚れなき骸は 豊穣さの基点を知る 繋がれない瞬間を淘汰して 世界を糖蜜で満たしていくんだ 最低な記憶を奪って欲しいのだろう 壊れないように 声が聞こえたんだ ただ聞こえたんだ この目が視力を否定してしまうほどに 闇に覆われた彼らの祈りに呼応して 誰が啓いたんだ それを啓いたんだ この手は虚構しか掴めやしないのに 虹彩の濁った色は 偽救世主の様 仮初の永遠を 求めて縋った 張りぼてのユートピア 僕らで終末を 観測してやるのさ ホルマリンに浸かったまま 救えた苦悩の数だけ 許されるとしても こんな不甲斐ない両の腕じゃ 自分を罰するための痛みすら 抱えられない 僕は救いたいんだ 君を救いたいんだ 全てが自分のためだとしたって その理想には生者の血が通っているんだ きっとわかんないんだ 誰もわかんないんだ 回路を焦がしていく感傷の忘れ方を 壊れないように 声が聞こえたんだ ただ聞こえたんだ この目が視力を否定してしまうほどに 闇に覆われた彼らの祈りに呼応して 誰が啓いたんだ それを啓いたんだ この手は虚構しか掴めやしないのに 瞳孔のくすんだ色が お前を指した色だ きっとわかんないんだ 誰もわかんないんだ どこから来てどこへ行くのかも だから導くのさ 偽救世主として