まぶたの向こう 今宵もまた 嘘ばかりのショーが始まる 飽きもせず 目が覚めたなら銀の紡錘 首筋にそっと押し当てて聞いてみたいの その言い訳を 朽ち果てるだけの身ならば痛みも知らずに逝ける 二度と離れないように口付けくれたなら 今すぐに 抱きしめてあげる 約束が欲しいの 運命の糸を紡ぐのよ 茨の城は閉ざされた こんな眠れる森に逃げ道など無い ふいに泳いだその瞳 優雅にゆれるその温度さえ私のもの 諦めなさい 夢を見るだけの身ならば幸せになれたのでしょう 私はここにいるのに どうして? 誰の為踊ったの? こんな物語願ってたんじゃ無い 失った時を戻して... この茨が愛を繋いでくれるはず そのお口が呪いを解いてくれるの? かわいらしい王子様は無邪気に笑っているわ 絶望で塗りつぶした最後のページは...! 朽ち果てるだけの身ならば痛みも知らずに逝ける 気まぐれでもかまわない 口付けくれたなら良かったのに 茨のベッドに紅い薔薇は咲く 貴方にも永久の眠りを