「スマホよ~スマホよ~スマホさん」 「この世で一番美しいのはだぁ~れ?」 「あら~わかってるじゃない」 「そうよ。この私が誰よりも美しいの」 「もっともーっと認めてもらなくちゃ」 「満たさないわよね?」 「おーっほっほっほっほっほ」 瞳拡大カラーコンタクト キラ~キラ~ウルウルウル 膝の上にはアルミのレフ板 スべ~スべ~ツヤツヤツヤ 光华~ 上目遣いであざとさ演出 パシャ♪ こうかな? カシャ♪ どうかな? パシャ♪カシャ♪パシャ♪パシャ♪カシャ♪パシャ♪カシャ♪ 意図的にアヒル口 「今日の私、いつにも増してイケてるんじゃない!?」 「この光と角度がイイわね..」 「シミも豊齢線も飛んでるわ!」 「やだっ、どうしよう」 「…イイっ..!」 着実に捏造された真実 誰だ?誰だ?誰か教えてよ 「いない!いない!」 あなたがいないわ 「誰なんだあ~?!」 可愛いって言われて 悲しいって言わないで 強い 【Q?】 覚悟で 【Q!】 アップしたんでしよ? 【承認欲Q!】 乾いた気持ちと 隠れた記憶が クラクラ闇に堕ちてゆく~(堕ちてゆく~) 「褒めてっ褒めてっ褒めてっ!」 褒められても 『自らの容姿に自信がないがゆえ』 『 幾重にも自撮りしては投稿し』 『極力たくさんの人に”美しい”と言ってもらえる事で…』 「う、うるさーーいっ!」 「常に素敵な自分でありたいのよ..!」 「そう思われたいのよ..!」 「私は可愛いの」 「美しいの」 「みんなだってそういってるじゃない」 「私の美しさをもっと見たいはずよ…!」 「っ…そうよね..?」 可愛いって言われて 悲しいって言わないで 強い 【Q?】 覚悟で 【Q!】 アップしたんでしよ? 【承認欲Q!】 乾いた気持ちと 隠れた記憶が クラクラ闇に堕ちてゆく~(堕ちてゆく~) 「なんで..なんで..なんで..なんで?!」 「褒めてっ褒めてっ褒めてっ!」 慰めてよ... 【Q!】 【Q!】 【Q!】 【承認欲Q!】 【Q!】 【Q!】 【Q!】 【承認欲Q!】 「『はあ。ほんとにつらい。自分の顔。もう限界自分の顔嫌い はあ』、送信♪...んふふつ。」