たよりないもののため たよりないもののために 人は何度も夢を見る ボロボロになりながら 美しいものをうむ 枯葉の小さな つむじ風のテンポで ダンスは続いてる 見えなくなった ものたちの ダンスは続いている 疲れ切った仲間が 舞台をおりてゆくよ 舞台なんかないって 誰も叫ばない 演じることが すべてなんて そんな真実いらない 正直だった ものたちの ダンスは続いてる たよりないもののために 人は命をかける ぼろきれで歌を磨く 何度も道に迷う 遠い昔に わかっていること 知らないふりして階段を下る 忘れられた ものたちのダンスは続いてる 信じることで この夜に ようやく朝が訪れるのなら 信じる力は どこに落ちてる 皆が飲んでしゃっくりしていた母さまの腹の水に 握りしめていた へその緒の彼方に