「Winter Moon」 作曲∶藤末樹 月灯り照らす 寂しげなシルエット 北風が胸かすめる せまい部屋の中 ただようコーヒーの ため息と冬の香り 消えてしまいそうな はかない笑顔に ふたりの秩序が 崩れ落ちてゆく 震える瞳も こぼれた涙も すべて奪いたい もっと深く口づけて 吐息を聴かせて 濡れた指を絡ませて 夢中で感じて 「夢の中へ連れてって ずっとそばにいて」 傾く月影 踊る winter moon 紅く色づいた 公園のベンチ 携帯はまだ鳴らない 雨露に光る 鮮やかな落ち葉 肩の上ひらりとまる 溶けてしまいそうな 甘い温もりが 会えない時間も 心強くする 叶わぬ恋でも 届かぬ愛でも あなたに溺れたい もっと深く口づけて 吐息を聴かせて 濡れた指を絡ませて 夢中で感じて 「夢の中へ連れてって ずっとそばにいて」 傾く月影 踊る winter moon もっと深く口づけて 吐息を聴かせて 濡れた指を絡ませて 夢中で感じて 結ばれない運命(さだめ)なら  この息をとめて 星になって見守るよ winter moon 【 おわり 】