途切れた物語をなぞるその指は この手にある未来を信じていた 傘をさし 二人街を歩く時さえ 当たり前の感情から逃げてた 誰も彼(か)も本当は強くはなくて 孤独じゃ生きられない だけど嘘だけが邪魔する この街を生きる人は 誰もみんな早足で 道に迷った二人を気にも止めはしない 一番大事なものを失うことを恐れた 君と僕は今でも奇跡探しているのかな 不自然に片付いた部屋は虚しくて テレビは私を置き去りにする 気まぐれに描いた絵日記をめくれば 不器用なインクだけが残っている 時はただ無言で流れゆくのに 本当はきっと後悔する 残酷さをまだ知らない 通り過ぎ行く時間に 取り残されないように 僕はいま目の前の 眩しさに目を伏せた この世界の廻る速度 速すぎること教えた 君は今 どこにいて なにを求めているのかな この街を生きる人は 誰もみんな早足で 道に迷った二人を気にも止めはしない 一番大事なものを失うことを恐れた 君と僕は今でも奇跡探しているのかな もう二度と見れない その場所で