カメラの中 恋をしてた 三秒間だけ君を見つめていたい ねえ 君が年を重ねること それを側で見ていたいんだ 誰より ただ嫋やかにさ 歳を重ねてほしい 春のかぜと 濡れた髪と 遠い夏を待つ君と 君の白い頬にかかる 髪の毛の色で少し泣きそうになる 飾らない言葉で君に さよならに代わるすべてを 伝えたいこともわかってる 「キスをして逃げよっか」 ねえ 君のすべて 指に先まで 愛おしくて 言葉にすることさえ かなわないな 愛しの君が笑えば 雪は解けて 春を知ろう すべての言葉で君にさよならする 君の髪が その頬が 何にも代えがたいように 甘い言葉囁いて 花束を君に贈る 君に髪に その頬に キザなキスをしたいんだ! 気取る僕ら カメラはすべてを写す 春のかぜと 濡れた髪と 君が残した季節と そう 誰よりも美しく 年を重ねていくのさ 君の隣で なんてね。