作曲 : 无 作词 : 无 花びらが宙に浮いた 舞った一足のサンダル 身体ごと宙に浮いて 飛んでしまえたら私は はらはらはら 一人で踊ってるだけ ただそれだけだ ❀ 花降らし music:n-buna vocal:野鹿Shika ❀ 春先の空気が澄んでいたから、赤いサンダルを履いて 出かけた先のあの並木のことはあなたから聞いていた 桜が並ぶらしい 顔を伏せるように歩く人が多いから嫌になって そしたら飛んでいた桜が切に愉快に見えたから この道で踊ってやろうと思った タッタラタ、ラッタッタ 足を運ぶ タッタラタ、ラッタッタ 音を鳴らす タッタラタ、ラッタッタ 春を踊るのさ、桜の下で 花びらが宙に浮いた 舞った一足のサンダル 身体ごと宙に浮いて 飛んでしまえたら私は はらはらはら 一人で踊ってるだけ ただそれだけだ ❀ 並木を抜けるほど歩く人の 冷めた視線も気にならなくなる 足がもつれても、髪が解けても何か楽しかった 背を曲げて生きてる私じゃないみたいだ 花びらの落ち方にだって あなたとの思い出が溢れる うるさいくらいに私を覆うそれを、 あなたに教えないと ❀ あなたの葬式を見た なんてことのないアイロニー 形だけ何か述べて通り過ぎ行く あぁ、私は はらはらはら 一人俯いてるだけ、ただそれだけだ 花びらが宙に浮いた 舞った一足のサンダル 貴方ごと宙に消えて 行ってしまえたら私は はらはらはら 一人で踊ってるだけ 式日を背に 一人俯いてるだけ ただそれだけだ ❀