いつか君が裏切るのなら 涙さえ燃えて ふたり紡ぐ愛しい季節 灰と変わる運命 冷たく、音もない 真白な闇の中で 紅く浮かぶ想い 抱きしめたまま 春とともに生きる君の背に 私の声は届くでしょうか ひとり、雪と消えて行くのなら この歌だけ残して この歌だけ残して もしも君が孤独に怯え 涙まで枯れて こころ結ぶ優しい季節 遠い時間(とき)の無限 解けた約束は 凍(い)てつく夜を超えて 紅く印す願い 叶わないまま 春と待ち焦がれる君の目に 私の恋は灯るでしょうか すべて、雪と消えてゆくのなら この愛だけ残して この愛だけ残して 花が散り再び芽吹くまで ゆらゆら揺らう 水面に落ちて 君のその言葉も微笑みも 思い出せない 春とともに生きる君の背に 私の声は届くでしょうか ひとり、雪と消えて行くのなら この歌だけ残して この歌だけ残して