雪の褥に二人 触れるゆびきさ震える 濡れた小袖隠す背中を 抱くことも叶わぬままに はらはら舞うひとひらは 散ることも咲くこともない 幽閉と偽りの季節の中 繰り返す運命 尽きぬ思い 届かぬ願い 名も無ききみは 春告の贄 愛しい者よ 迷うこと無く 羽ばたいてゆけ 望む世界の果てへ 凍る月夜に一人 乾く唇震える 冷えた小袖両手に抱え 君の薫り求めるままに はらはら崩れゆくのは 人の世の欲望の成れ 裏切り奪われる密かな時 許されぬ記憶 朽ちる我ら 綻ぶ祈り 名も無ききみを 道連れにして 白き影の血潮捧げる 重なる罪を永久に刻み続けて Leute preisen doch alteLieben Träume bringen nichts in seinemLeben Wie oder wer? Der Würfel istjetzt gefallen 甘く溶ける二人の熱が 新たな日々を描き出すなら たとえ君が気付かなくとも この手を決して離さないのに 尽きぬ思い 届かぬ願い 名も無ききみは 春告の贄 愛しい者よ 迷うこと無く 古謳う すべてを捨てて 羽ばたいてゆけ 望む世界の果てへ