西と北に敵の集団 震えている手に手榴弾 瓦礫越しに光る瞬間 時が止まって見えた 白く白くのぼる呼吸が やがて雲に 雪に変わった そうだ 街は師走も過ぎた 捨てた日々を数えた もう戻れない場所を 思うのはやめにしよう そうして揺れてるのは 過去と未来の狭間 スカイシューター 走れ 走れ! 空の遠く霞んでる 夢のかけら 狙い撃つの見失わないで スカイシューター今は小さな この声を込めた歌 いつか世界の裏側で出会うあなたへと 届けばいいな 東 南 逃げることなく 進み 啜り泣く音もなく 急ぎ足で目指す天国 それじゃ 誰が笑うの? 兵の誰か ふと呟いた これはどこか懐かしい歌 瞬間 空が赤く光った 鎖断ち切るように もう思い出せないくらい 地面は そう 鳴り響いた そうして揺れてるのはーー スカイシューター疲れ果てた 僕を刺した冬の空 ひとりぼっち凍えている夜に聴こえてきた 歌声はいつか いつか 口ずさんだメロディーだ 僕の背中を押す暖かな スカイシューター 走れ 走れ! 空の遠く霞んでる 夢のかけら 狙い撃つの見失わないで スカイシューター 今は小さな この声を込めた歌 いつか世界の裏側で出会うあなたへと 届けばいいな 届けばいいな 空の彼方へ届きますように