花吹雪 想いよせて 今宵も願いし 空浮かべて 十六夜の月 麗しく咲き 星月夜に 映した 恋のカゲロウ 瞬く星 流れ 姿現し 集いし常夜(とこよ) 響く 行(ゆ)く末(すえ)の声 今、幾度なく変わりゆく 運命(さだめ)を感じ 言の葉も届かぬ夜に 君探して 舞い散る花が 空を染めゆく 何回だって 返り咲け 激しき風に 想いをのせ 届け 八入(やしほ)の花 此方(こなた) 咲き誇れ 遣(や)らずの雨と 滲む 夕化粧 揺(ゆ)れ髪(がみ) 甘く香る 刹那(せつな) 柵(しがらみ) 雨上がり雫が 奏でる音色(ねいろ) 如(し)くは無し 花の名を 紡ぐ星合(ほしあい) 時交わさずや 見つからぬ 夢逃避行(ゆめとうひこう) 未だ観ぬ未来(さき)へ向かって いざ 羽ばたけ 舞い散る花が 空を染めゆく 何回だって 願う夢 泡沫(うたかた)の夜に 想いをのせ 届け 希望の果て 「今」を咲き誇れ 袖の露(つゆ) 可惜夜(あたらよ)の月 欠けてく 吹く風が告ぐ 散る花びらに 予言(よねごと)残し 消えゆく 面影 静寂(しじま)の月夜 星影照らす 何回だって 君想う 霞(かすみ) 花笑(え)む 瞳閉じて 届け八入の花 舞い散る花が 空を染めゆく 何回だって 返り咲け 激しき風に 想いをのせ 届け 八入(やしほ)の花 此方(こなた) 咲き誇れ