川沿いの道 君が飛ばした小石が 僕の心に穴あけた 首のうしろの 深いところを何か つかまれた気がしたんだ 君が天使の世界に帰ってしまうんじゃないか なんて不安になって 指をからめたその瞬間 ふいに街の灯りが灯った 路地裏から這いだしてきた 夜のにおい 二人を飲み込んだ 満月から盗み出した 星の絵の具 君のほほに塗った うそじゃないんだこの世界は 水晶のかけらが放った 一瞬のひかり 坂の上では 青く光った 給水塔が僕らを 見おろしてる ねぇ、知っていた?あれは本当は夜空に 旅立っていくロケット 路地裏から這いだしてきた 夜のにおい 二人を飲み込んだ 満月から盗み出した 星の絵の具 君のほほに塗った 街の灯り浴びた二人は まるで夜を泳ぐ赤い魚 ここは真夜中の突きあたりだ 帰るあても何もなくて踊る うそじゃないんだこの世界は 水晶のかけらが放った 一瞬のひかり