[00:00.00] [00:13.60]雲の隙間縫って 月が君に零れる [00:20.35]ただ一人眺めてた 秋の夜空 [00:25.55]どんなに隠してても その光の強さは [00:32.45]輪郭がわかるように 輝いてた [00:37.35] [00:37.45]さよならの句を 詠む終える前に [00:43.55]君の体温(ぬくもり)が 恋しくて涙流れた [00:51.25]季節を変えてく風が この胸を冷たく貫く [01:02.00] [01:02.95]神様なんて始めから 居ないと分かってても [01:09.85]今日も君を想い 祈り続ける [01:14.75]空に朧と浮かんだ 月が雲に滲んで [01:21.85]微かな希望のように 虹映してるから [01:30.35] [01:35.95]木の葉染めてくような 彩段階(グラデーション) 描いて [01:42.95]君と笑顔の秋(とき)を 塗り替えてく [01:48.05]いつか必ず散り、次の生命になれば [01:54.95]そんな永遠の日々すら 報われると [02:00.00] [02:00.10]ふたたびの唄を 奏でてみたとき [02:06.05]君の声が 聴こえた気がした [02:12.05]慌てて 合わせようとする度 ふっと [02:19.30]どこか遠くへ消えてしまった [02:24.60] [02:25.50]神様なんていつでも 都合のいい言葉で [02:32.55]夢ちらつかせては すぐに去って行く [02:37.45]それでも君への想い 変わらずに歌うから [02:44.55]掠れた声すらも 祈りに変えながら [02:52.95] [03:02.00]柔らかい風に 靡いた薄が [03:07.45]恋しい旋律を 鳴らして揺れるよ [03:13.55]その遠か空の上に 輝く月の夜は [03:19.45]切なくも 君を浮かべていた [03:27.10] [03:37.45]「神様はね、いつでも 側にいてくれるんだよ [03:44.70]森の樹にも風も あの月にでも」 [03:49.45]そんな君が言う言葉に 今日も救われるから [03:56.50]季節が変わろうとも 眺めている [04:01.30] [04:01.40]神様なんて始めから 居ないと分かってても [04:08.35]今日も君を想い 祈り続ける [04:13.30]空に朧と浮かんだ 月が雲に滲んで [04:20.45]微かな希望のように 虹映してるから [04:28.80]