[00:28.000]死んでいた朝に [00:34.000]弔(とむらい)の雪が降る [00:40.000]はぐれ犬の遠吠え(とおぼえ) [00:47.000]下駄(げた)の音きしむ [00:52.000]因果な重さ見つめて歩く [00:59.000]闇を抱きしめる蛇の目(じゃのめ)の傘ひとつ [01:10.000]命の道をゆく女 [01:16.000]涙はとうに捨てました [01:38.000]振り向いた河に [01:44.000]遠ざかる街の灯が [01:50.000]凍てた(いてた)鶴は動かず [01:57.000]鳴いた雨と風 [02:02.000]冷えた水面(みずも)に [02:05.000]ほつれ髪映し [02:10.000]涙さえ見せない蛇の目の傘ひとつ [02:21.000]恨みの道をゆく女 [02:27.000]心はとうに捨てました [03:01.000]義理も情けも涙も夢も [03:08.000]昨日も明日も縁の無い言葉 [03:19.000]恨みの河に身をゆだね [03:25.000]女はとうに捨てました