作曲 : P.I.N.A.(無信託) 作词 : P.I.N.A.(無信託) La ta ta ... 「甘く淫らな夜は要らぬか」 「生憎僕は人を待つのだ」 「濁も知らず何を為すか」 「思想とその実現に身を捧ぐのだ」 「一度(ひとたび)身を重ねれば 如何な論理も弾け飛ぶ 新しい世代の始まり 参りましょう ほら 惚れた腫れた、イった見抜いた 幸福論として確実で 諦念と似た現実主義は 悦楽無き世とは別物で 暗い小部屋、潤滑油 砂糖漬けの唾、脚の隙間 咲いた咲いた、甘美なドグマ その正しさを肉に焼き付けて」 La ta ta ... 「さては悪魔か魑魅の類か」 「人聞きの悪い、県庁許可済だ」 「精神の崇高さを知らぬか」 「反論が有るなら言ってご覧な、さぁ、さぁ、さぁ」 「人の善意ですら大概 共犯を求むる安易な視座 ましてや市場(マーケット)の抜かす事、 その本命は何だ? 実に、実に空虚なエゴよ 与えらるる侭を旨として 選ばず、抗わず、察そうともせず、 下部構造はかくも固堅か! 人を殺すは刃物(ナイフ)に非ず、 現状の詐飾、権力機構(システム)の保守 夜と闇の混ざり溶ける その隙間から毒を呼び込んでいる」 「期待は捨てよ、若者よ 既に党内に役職(ポスト)はなく あの宣言も その顕現も 酷く遠のいていた いつしか『主義』も忘れて 比例の名簿に身を削る 悲しい物語(ストーリー)の始まり 参りましょう ほら まだ足りないのなら 今宵だけは踊りましょう 理想無きこの世の成れの果て あなた 私 鏡合わせ 月からも見捨てられた淵で 覚悟はいい? 判るでしょう? 孤立に立てぬなら死んでゆけ 気色 零し そっと一押し 光無き闇夜に堕とされた」 La ta ta ... 「甘く淫らな夜は要らぬか」