通リ過ぎた風が残したのは 懐かしい匂いと「ぽつリ…」雫の音 キミの上で光はじけてゆく 届けたい言葉は胸の奥にめぐる 雨のカーテン閉ざされたままの陽射し 重くなった黄色い長靴脱ぎ捨てて 季節を感じてた 雨は降り注ぐかすかに凍える花よ そつと瞳を閉じたなら 夢の中であたためてあげるよ 波に消える優しい雨の模様 静かに響いてる「ぽつりぽつりぽつり…」 水の上で金色に溶ける朝陽 その温もり溢れる輝き抱きしめて 未来を信じてた 雨は降り続く咲きほこる白い花よ 少し微笑んで見えたけど 大丈夫背伸びしないで平気だから 雨はいつかやんでその花びら散らすだろう 心に咲いた雨降花 キミのこと忘れないと誓う<10161,-7,0>よ