どうして気づかない
 歪んでく毎日の
 悲しみに
 何を伝えればいい
 孤独な戦いの中
 枯れたこころに
 痛みと未来が
 無神経に混ざった
 冷たいスープを流しこん
 目を伏せて
 君が死ねば誰かが泣いてくれる ただ
 そんな普通の世界であればいい のに
 答えはまだ
 見つからない
 どうして繰り返す
 憎しみで歴史さえ
 産んでゆく
 何を求めて進む
 焼かれた大地で道も
 失ったのに
 スープが冷めても
 争い続けていた
 願いは叶うと
 信じなきゃいられない
 君が泣けば誰かが抱いてくれる ただ
 それで 傷付け合う理由は消える のに
 君がいればただそれだけでいいと 言う
 そんな優しい世界がそこにあればと
 君が生まれる日が静かであるように
 誰も愛し方を間違えたままだと
 知ってるのに