愛おしい 山鳩は 山こえて どこの空 名さえはかない 淡雪の娘よ なぜ死んだ ああ 小雪 結ばれて 引き裂かれ 七年を 西東 いのち短く 待つ日は永く 泣きぬれた ああ 小雪 山番の 山小舎に 春が来る 花が咲く 着せて空しい 花嫁衣裳 とこしえの ああ 小雪 なぜ死んだ ああ 小雪