[00:01.00]音のないウタ [00:08.00] [00:17.47]凍(い)てつく薄氷(うすらい)の 窓(まど)の中(なか) [00:24.54]かすかに映(うつ)る 幻影(かげ)ひとつ 罅(ひび)割(わ)れて [00:31.55]軋(きし)む歯車(はぐるま)が刻(きざ)む記憶(きおく) [00:38.26]抜(ぬ)けない棘(とげ) 消(き)えない声(こえ) 凍(こお)る痛(いた)み [00:45.32]見上(みあ)げた空(そら) [00:51.71]指(ゆび)をすり抜(ぬ)けてゆく 幾千(いくせん)の白(しろ)い羽(はね) [00:59.23]巡(めぐ)り巡(めぐ)る 季節(きせつ)の風(かぜ) [01:02.45]空(そら)高(たか)く 舞(ま)い上(あ)がれ [01:06.33]廻(まわ)り廻(まわ)る 冬(ふゆ)の欠片(かけら) [01:09.48]僕(ぼく)の上(うえ) 降(ふ)り注(そそ)げ [01:13.38]この世界(せかい)を 埋(うず)め尽(つ)くし [01:22.82] [01:34.02]虚(うつ)ろに沈殿(しず)みゆく 胸(むね)の底(そこ) [01:41.16]行(ゆ)く先(さき)のない 歪(ひず)みだけ募(つの)らせた [01:48.18]軋(きし)む歯車(はぐるま)が壊(こわ)した月(つき) [01:54.88]癒(い)えない罪(つみ) 終(お)わらぬ夜(よる) 枯(か)れる祈(いの)り [02:01.92]砕(くだ)けた天(そら) [02:08.26]時計(とけい)の針(はり)が心(こころ)を取(と)り残(のこ)して行(ゆ)く [02:15.84]巡(めぐ)り巡(めぐ)る 幻燈(げんとう)の環(わ) [02:19.05]空(そら)高(たか)く 舞(ま)い踊(おど)れ [02:22.88]廻(まわ)り廻(まわ)る 冬(ふゆ)の花(はな)よ [02:26.08]僕(ぼく)の上(うえ) 降(ふ)り積(つ)もれ [02:29.92]この想(おも)いも 凍(こお)らせて [02:38.63] [03:13.67]耳(みみ)の奥(おく)をうずめてく [03:18.25]音(おと)のない鎮魂歌(ウタ)のように [03:21.51] [03:23.49]巡(めぐ)り巡(めぐ)れ 天(てん)の鐘(かね)よ [03:26.74]空(そら)高(たか)く 鳴(な)り響(ひび)け [03:30.58]廻(まわ)り廻(まわ)れ 無垢(むく)の欠片(かけら) [03:33.72]僕(ぼく)の上(うえ) 降(ふ)り注(そそ)げ [03:37.57]巡(めぐ)り巡(めぐ)れ 天(てん)の使者(ししゃ)よ [03:40.81]永遠(えいえん)に 降(ふ)り続(つづ)け [03:44.63]廻(まわ)り廻(まわ)れ 終(つい)の花(はな)よ [03:47.76]僕(ぼく)の上(うえ) 降(ふ)り積(つ)もれ [03:51.64]全(すべ)てを今(いま) 永眠(ねむ)らせて [04:02.17]