手紙に書いた僕の命だけは 燃やしてもいいかと言い遺すだけなら 取り澄ました日々の感触 巻き戻した、フィルムはとうに 例え噺も言い尽くしたみたいで、 幸せを束ねた其れと戯れ合うから。 置き忘れた夏の景色 溢れだした。 こわれそうなよるに、 どうか止めて、声を。 君は知っていないでしょ 僕を。 わかっていた。 窓の外まで、君のせいで。 間違って、壊れあって、それで 「赦されていいよ」 なんて。 その手に触れたら、魔法が終わるから。 夜が終わる前に君を 塗り替えて、 どうして? 自分で蒔いた幸せの数だけ、 突き刺さる何かは、 目にみえているのに。 「時を止めて。」 「それで叶う?」 有り触れていた、ことばでいいのに。 なんでもいいの。 刺され、刺され。 心の臓まで。 まだ、忘れないから . 止まれ、止まれ。 あかりは残して。 今はどうか、止めて、声を。 君は、知っているんでしょ? すべて。 染まっていた。 窓の外まで。 君のせいで。 間違って、壊れあって、それで 「赦されていいよ」 なんて。 その手に触れれば、こわれたくなるから。 夜が終わる前に、すべて 巻き戻して。 どうか。 狂えないの