[ti:] [ar:] [al:] [00:33.78]初めての春が来る [00:38.39]其れは、未だ知らない季節 [00:44.04]此の枝に麗しき花が咲くという [00:54.33]霞む空、滲む雲 [00:58.62]其の下に揺らめいた影 [01:04.27]遠き日の幻に [01:08.67]心寄せて目を閉じた [01:14.66]何故か懐かしい [01:16.87]記憶が呼び覚ました花の色と馨りには [01:24.64]誰かが歌う聲が宿り [01:29.33]遠き日に繋がる夢と変わる [01:34.54]満開の桜から [01:36.79]聴こえて来る此の歌を [01:39.81]胸に秘め何時の日か [01:41.88]此の場所で復た出会えるならば [01:45.83]霧の様な記憶さえ [01:47.41]余すこと無く伝えよう [01:50.37]桜舞う其の下で [01:52.34]儚き影を探し求めた遠き日へ [02:05.73]花曇、朧月 [02:10.08]其の下に咲いた桜よ [02:15.84]貴方を忘れていた私を赦しておくれ [02:26.22]此の目に映る一枚の花弁は [02:32.10]暖かな風に乗って [02:36.22]空に舞い上がりそして消える [02:41.15]此の場所で出会う為、此処に咲いた [02:46.29]何時までも [02:47.57]此の花のすぐ傍で歌うことは [02:51.71]許されぬ運命だと [02:53.66]流した涙に月が傾く [02:56.71]露の様な孤独さえ [02:58.69]離すこと無く見つめよう [03:01.86]桜散る其の下で [03:03.74]儚き影を捜し求めた遠き日へ [03:28.39]嗚呼、満開の桜から [03:30.64]聴こえて来る此の歌を [03:33.71]胸に秘め何時の日か [03:35.64]此の場所で復た出会えるならば [03:38.87]霧の様な記憶さえ [03:40.57]余すこと無く伝えよう [03:44.00]桜舞う其の下で [03:45.89]儚き影を探し求めた遠き日へ