[ti:] [ar:] [al:] [00:00.00] 作曲 : 情熱P [00:01.00] 作词 : カザグルマ [00:12.34] [00:18.77]ひび割れた爪 凍る唇 [00:23.66]紡がれない心の糸 [00:28.24]濁った瞳(め)には 闇も光も [00:32.93]もう映せない 哀れな機械人形 [00:40.53] [00:51.66]機械仕掛けと称されて [00:54.10]可憐なドレスの人形は動く [00:56.61]駒を進める白陶の手 [00:59.01]感嘆のどよめき溢れる [01:01.24]人は皆 褒め称え [01:03.42]賞賛と誇らしげな口もと [01:05.80]操り人形がビショップを駆り [01:08.36]瞬く間のチェックメイト [01:13.00] [01:13.26]悔しさとその出来栄えに [01:17.49]膝をつき男は人形を見る [01:22.43]不穏な思惑など知らず [01:26.57]彼女は喝采の中 [01:31.67]隠し続ける無邪気な笑顔 [01:36.02]塗りこめた、光溢れる瞳 [01:40.79]赤い椅子に誇らしく座る [01:45.61]それは作られた機械人形 [01:52.71] [02:11.76]「人形」が目覚めると [02:13.67]見知らぬ屋敷の小さな部屋 [02:16.31]無数の好奇の眼を前に [02:18.64]秘密はたちまち暴かれる [02:23.45]機械人形は娘に戻り [02:27.74]氷の涙はたちまち融けた [02:32.56]恐怖に震える瞳に [02:37.23]勝利の女神の加護はない [02:42.06]屋敷の主は怒りに震え [02:46.42]人々の眼は獣になる [02:51.25]少女は、無垢ゆえに絶望に堕ちた [02:56.00]慕う笑顔の元に、もう帰れない [03:04.42] [03:19.80](とうさま とうさま 見知らぬ眼が私を見る) [03:29.00](とうさま とうさま 冷たい指が私を切り裂く) [03:38.46] [03:45.11]悲しい夢か 現(うつつ)なのか [03:49.79]この瞳も髪も、そっくりだった [03:54.59]いつか見たのは 拙く動く [03:59.25]冷たく微笑む 機械人形 [04:03.76] [04:03.88]悪戯な能力(ちから) とうさまの心 [04:08.57]少女の望みは 闇に飲まれる [04:13.23]薄れる意識 鳶色の瞳(め)は閉じ [04:17.71]少女に代わり 椅子に座る 人形