まぐわえぬ体 持て余す 私はひとりぼっち 取り残された心だけが 紅い百合の花咲かす 寄って集(たか)る 蝿のような つまらない男たちを 蹴散らしてく 貴方ほどの 力が欲しい 「お姉さま」と 嘯(うそぶ)いてる 私の笑顔など 取るに足らぬ 小さなもの 貴方にとっては 貴方の赤い唇に 心奪われる 薔薇の香りが立ち込める おかしくなったって構わないの ああ 貴方のやさしい歌声を 生まれる前覚えた 母のようなその微笑みに 絆されて追いかけた 手を触れた瞬間気づいた 桃色に染まった頬 冷えていったのを見届けて 涙伝い流れた 茨の道 歩んで尚 気持ちは変えられない [02:31.72 隣に居る青い方は 誰なのでしょうか 聞けないまま愛想笑い 弱い私を抱きしめて ああ 握り締めた瞬間砕け散る プリザーブドフラワーのように 消えてしまうことが怖くて 触らず眺めていた 黙して語らぬ花のように 真実は分からない 誰が居ても変わりませんの 一途に愛し続ける もし貴方が 私のことを 愛し始めたとしたら 世界がひっくりかえってしまう 所詮は叶わぬ夢 力強く高貴に咲いた 花が世界中を舞う 私も貴方の歌のように 鮮やかに咲いてみせる