月夜に響く雫の音と 心深く蝕む 無数の嘆きの旋律 冷たく凍る吐息 白く 君はいつでも私を励まし 護ってくれたね 罅割れた壁 背にして歌う 空見上げ 涙落ちる 不意に 舞踊る白い花が とても 綺麗 凍える手のひら 君がそっと握り 生きる力と強さを私に教えてくれたね 降り積もる花は 私と君を残して 全てを 白く塗りつぶしていく こんなにも 綺麗な花が どうして 命奪っていくのだろう 涙零す私に 君が 残した コトバ どんなに苦しく辛い世界であろうと いつか光が君を導いてくれるから この光の先に 何が在るというの? 君の亡骸を抱いて 私も眠りにつきたい 白の地平 黒の影 色戻して 廃墟に佇む彼は一人過去へ花手向けた