眺めていた夢の続きは、 雪に溶けて。 そっと空に浮かんでは、 ここに零れた。 空に踊る街の灯りの下で そっと、二つ足音を鳴らす。 ここまで来たよ、と。 そっと目を閉じて 小さく息を吐く。 ここから見える 跡を辿った。 新しい 夢の続きへ 落ちていく。 空に溶ける雪に重ねた 想いは、そう。 浮かんでは消えてしまうから。 戻れないから。 そっと振り返る。 朝になる前に。 ここから見える 跡を辿った。 新しい 夢の続きへ。 ここから見える 灯りの向こうへ。 柔らかな光の方へ 歩き出す。 二人で 夢に落ちて。 重ねて 朝を呼んで。