満ちで 欠ける 君に焦(こ)がれ 水鏡に映した 静かに揺れる影(かげ)は 夜每(こと)心を惑(まど)わせる 朧(おぼろ)に霞(かすむ)んだ面影(おもかげ)は 淡(あわ)い光纏(まと)い 微笑む 恋に迷い 恋に溺(おぼ)れて 心 狂(くる)わせる 遠い空の彼方(かなた)に伸(の)ばす手が 届くことはない 水面(みまも)に映る君さえ掴(つか)めないなら いっそ斬(き)り捨てましょう 満ちで 満ちで 溢(おふれ)てゆく 狂い咲(さき)いた私の 花を散らせでゆくの 月の影が優しく 薙(な)いで払う切先(きっさき)から 滴(したた)リ落ちる雫(しずく) 幾度(いこど) 幾度 刻(きざ)んでも 君は清(さや)かに笑(え)み続ける 恋に落ちて 恋いに破れで 心 堕ちてゆく 叶(かない)はない想いなら いっそ私の手で 斬って捨てましょう 光れ 光れ 清かな月 この想いを溶(とか)して 振るう刃を照らし 私を打ち砕(くだ)いで 淡く儚(はかな)く包(くる)まれる 優しさに触れるほど 惹(ひ)かれ 惹かれ 狂おしく 切(せつ)ない想いを募(つの)らせる