伸ばした腕の先には 何があるというのか 中身を失った言葉に 踊らされてしまうのに 聞きたくもない音は 夜空を切り裂いてく 尋ねてない 知りたくない 劈く明かりで眠れない 止まらない秒針 円を描き続ける いつか止まるのに 意味はあるのか? 泣くことも出来ない 今からじゃ間に合わないけど あの日見た 空の記憶が消せるのなら 氷雨が降ることもないのに 優しく出来ないくせに 優しくされたいとか 愛されることに慣れた顔 不幸の仮面は要らないだろう? 分かれ道を進めば後悔するだろう 戻れないからこそ今があるのに 流した涙が最後になぞったのは 付けられた名前の旅を駆け抜けずに ため息で消されたいつかの景色 深い海に沈めた 大切だった欠片 辛いなら忘れてほしい 君を傷付けるだけの ——コノ存在ヲ! また、ひとつ捨てられた 本当に要るものも解らない もしもまた、名前を呼んでくれるのならば…(それでもまた、名前を…)呼べる日がくるならば 次こそ最後まで一緒にいたい 歩いてきた道程 振り返れば君がいる 行く路は逢えたけれど…