晴れたあの日はきみから離れた日だった 分かれも言わずに発車の汽笛はなっていていた 突然君がホームに現れて駅を出る列車に向かって不器用に追いかけてきた 輝く未来も今はただ私を束縛する鎖になっていた でもね昔のあの原点にもどれば 私をずっと待ってる姿は見えないだろ 野薔薇の海は故郷と同じく咲いてる 君に好きだといわれた瞬間心には咲いてる薔薇が溢れた 花海に走る列車は花の波を吹く私を連れ出した列車また私を連れて戻ってきた 流れてゆく時間記憶の欠片となっている その時の気持ちはもう届いたわよ 私はいま祈り続けてる 君の顔をみせて たとえ一度だけでもいい 青空のように美しい微笑みずっと 列車のスビードはだんだん遅くなってる もうすぐ故郷に着くわよね また薔薇の海と 懐かしき姿が見えるような 気がする