水鏡写した夏の空 こみ上げる想いを かき分けた雲の先で笑う 君に話し行きたいんだ 数え切れない笑顔と涙と踏み越える先には 翼を休める鳥の歌が翠の風に響いている いつか話したよね 翔ける背中はまだ遠く波の先揺らめく 見つめている君の瞳はどこまでも澄んで 目を逸らす今はまだ受け止められずに 黄昏の先で呼ぶ声を追いかけてた夏の夕暮れに 一番星 ふたり探し歩いた 海外線足跡なぞって 飾らない言葉で伝えたい 君への想い まだ届きそうもない そっと触れた指先を重ねる 茜色 滲む 月がひとつ 帰り道もないと知りながら 秋風に吹かれて 駆け抜けた道の先でいつか 君に また逢えると信じて 受け継いだ希望が縛り付ける 動くこともできずに 翼を断たれた鳥のように翠の中で怯えている いつか話してたね 翔ける背中を追い越し ひとりきりの夜空 見上げた肩を抱き寄せた ずっと一緒にいるよ こぼれる涙も受け止めてゆくの 明日の空はまだ見えないけれど 追いかけてた諦めも知らずに 降り続く雨は止む気配もなく ひとりきり取り残されていた 伝えることも叶わなかった 君への想い 浜辺に消えてゆくよ そっと触れた指先のぬくもり 忘れないように走り続けてく 彼は誰 呼びかける声がする 朝凪 東雲を映してく 眠りかけた星を ひとり見上げて 海岸線  足跡を刻むよ 飾らない言葉で伝えたい 君への思い いつか届けてみせる そっと触れた指先を重ねて 歩いてく 滲む 朝日の中