一つを拾い 二つを捨てる 無益な日々を繰り返して 根拠に欠けた 幸せのかたち 立ち止まる 今の在処 誰かが気まぐれで残した しるべを辿る 羽を無くした 一羽の小鳥 黙然と過ごしながら 憧れてた それは笑って 空を駆ける姿 ぼろぼろの翼は 降りたどろで まだ きっかけも 足りないと いつしか ありふれた陽だまりを離れて 一つを救い 二つを殺す 不慣れなすべを磨き続け 理屈をこねた 幸せのかたち 立ち止まる 今の証左 誰かのむけた指の先が 自分に刺さる 不意を突かれた 灰の小鳥 言葉にできないほどの その思いは いつか描いた 落書きに似てんだろう そうする時のなかで 埋もれながら まだ ましろには 消えなくて 滲んだ姿を思い出すんだけの夜 異国の少年が ただ 正義のために 命を削る そんな よくある話 やがて 少年は英雄となり 世界をかがやきに染める そのかけで 確かに 流れた何だ 何かがわかるとして なにもやまず なにも揺れず そんな小さな世界 きっと だれでもいい それでも ああ このつばさが動くのは 最後のわがままだ 言葉にできないほどの その思いは いつか描いた 落書きに似てんだろう ありもしない道を 全速力で ありふれた陽だまりへ すべてが終わるその時 小鳥たちは きっと 笑って 空を見上げてんだろう ぼろぼろの翼を 繋ぎ合わせ いま 自由のもと 羽ばたいた 見送る居合わせだ風もまだ どこかへ ああ