作曲 : 无 作词 : 无 「氷雪千年」ーー 混音:赤ティン 微風(びふう)が 町(まち)を通(と)り過(す)ぎて 梨(なし)の香(かお)りに 誘(さそ)い出(だ)された 私(わたし)でした 孤舟(こしゅう)が 靄(もや)を切(き)り抜(ぬ)けて 浅葱(あさぎ)の色(いろ)は 一瞬(いっしゅん)に青朽葉(あおくちば)に 染(そ)めた 木枯(こが)らし吹(ふ)く 引っ張(ひっぱ)られて 君(きみ)の輪郭(りんがく)を探(さが)す たそがれに 溶(と)かされるまで ふと振(ふ)り向(む)く 雲煙(うんえん)で遡(さかのぼ)る 一雫(ひとしずく)の 雨(あめ)で飾(かざ)られる 月(つき)立(た)つ時(とき) 訪(たず)ねのは誰(だれ) 苔色街(こけいろまち) 流(なが)れるの歳月(さいげつ) 生酔(なまよ)い気分(きぶん) 絡(から)み着(つ)く気持(きも)ち 冷(つめ)たい眉間(みけん)に 隠(かく)された哀歓氷雪(あいかんひょうせつ) 高台(こうだい)で 景色(けしき)を見晴(みは)らす 古(ふる)き石階段(いしかいだん) と花吹雪(はなふぶき) が目(め)に映(えい)じた 縁側(えんがわ)で 二(ふた)つの盃(さかずき) 独酌(どくしゃく)で飲(の)む 笑(わら)い声(ごえ)が 残(のこ)ってるのよう 最初(さいしょ)の出合(であ)い 浮(う)かび上(あ)げ 冴(さ)え渡(わた)る君(きみ)の目(め) 結(むす)ばれた この縁(えん)三世千年(さんぜせんねん) ふと振(ふ)り向(む)く 雲煙(うんえん)で遡(さかのぼ)る 一雫(ひとしずく)の 雨(あめ)で飾(かざ)られる 月(つき)立(た)つ時(とき) 訪(たず)ねのは誰(だれ) 苔色街(こけいろまち) 流(なが)れるの歳月(さいげつ) 生酔(なまよ)い気分(きぶん) 絡(から)み着(つ)く気持(きも)ち 冷(つめ)たい眉間(みけん)に 隠(かく)された哀歓氷雪(あいかんひょうせつ) 梨(なし)の花(はな) 深雪(みゆき)の如(ごと)く 墨絵(すみえ)描(か)く 空蝉(うつせみ)の恋(こい) 夜半(よわ)の月(つき) 心(こころ)を乱(みだ)す ありつつも待(ま)つ ふと振(ふ)り向(む)く 千年後(せんねんご)思(おも)い出(だ)す 漂(ただよ)う月(つき) 因縁(いんねん)を描(えが)き出(だ)す あふれる思(おも)い 涙(なみだ)に濡(ぬ)れる 紅葉(もみじ)の街(まち) 顔(かお)顰(ひそ)めながら 夢(ゆめ)の竹林(ちくりん) 前世(ぜんせ)さよならの場所(ばしょ) また会(あ)えれば 君(きみ)の氷雪(ひょうせつ) 融(と)けよう