勘違いまた勘違い 遠浅の知識で勘違い 薄まる夜に染まれば やけに情が走り焦りだす 気付かないまた気付かない 色の無い景色描いてる 不細工に小細工して ぶくぶくのヒーローが出来上がる これが理想のはずだったんだ これで届くはずだったんだ 蜃気楼を見ていたんだって 気付くんだ ひゅるりと泣く夜風の中で 僕だけ飛べない なんなんだ?こんなんじゃ置き去りの兎だ 寒がるふりして震えても 誰も見ないから どうやって抜け出すの? 空仰げば君が舞う 信じたいでも信じない 認める気が無いからだろう モザイクをかけてしまえ 何か解らないくらいスゴいヤツ たまに上手くいったんだって 見せることに従事しちゃって 僕を照らしてた月明かりも消えていく くるりと見渡すことすらもしない なんもしない 邪魔してる やっかいな僕の中の魔物 間違うことが怖くて それが罪になっていく 新しい繰り返し また扉を蹴飛ばした 暗いな 怖いな 嫌いな 気に食わない夜 光が見えないな 風が今日は冷たいな 闇の中で雨に濡れてる 僕だけ濡れてる 両手に傘持って 二つとも開かない ひゅるりと泣く夜風の中で 僕だけ飛べない なんなんだ?こんなんじゃ置き去りの兎だ 論理通りにはいかないから 今日も生きていける 夜明けにはまだ早い 空に月を探してる 空に月を探してる