今夜8時のバス 君は旅立ちます 確か少し遠い場所だったはず 走り出すのは君 僕はここに居ます またこの場所で会えるように いつも通りの朝を迎えた〇月X日 空は快晴 雲ひとつない それなのに切ないよ 今日、君が選んだ日だから 街の日差しがいやに眩しく このままで良いのか? 問いかけてくるようで 今夜8時のバス 君は旅立ちます そんなことは既にわかりきってる 走り出すのは君 僕はここに居ます またこの場所で会えるように いつからだろう? 君は笑顔で夢を語った 遠くなってく そこに居るのに 背中さえ押すことが 今の僕の精一杯だ 暗闇の中 瞬きながら 流れる星たちを 追い抜かしてくように 今夜8時のバス 君は旅立ちます 引き止めたら君はどんな顔する? ...なんてことを思う 出来るはずなどなく 思い出だけが 「もう行かなくちゃ」 「忘れ物はない?」 ひとつだけあるんだ 伝えたいことがあった そしてドアが閉まる 今夜8時のバス 君は旅立ちます 僕ら出会うべき2人だったと思う 走り出すのは君 そして夢に向かう またこの場所で会えるから