あの頃君と話した夢の続きを見るために… 中央改札をぬけて いつもの帰り道 今日も何もないままに 終わっていきます 半ば慣れてきてる 自分が嫌になります 僕は何のために 東京へ来たんだろう 今夜は星がきれい オリオン座が見えます 君がいて僕がいた 故郷の空のようです ガードレールに座って ぼんやり眺めてたら 涙がこぼれてきました 夢を 追い駆けていたつもりだけど 気付けば 現実に追われるだけの日々になっていた 東京は花吹雪舞う夢舞台 今でもそう信じている 凍てついた冬の風 花は咲きそうにないけど 拝啓:挫けそうになった時には 君の声を想いだしてます どんな時もそばにいてくれた 君のその声を 思いだす白樺並木 遠き冬の落陽 お互いの秘密ごと 打ち明けた通学路 君にならどんなことも 話せるような気がした 初めてそう思えたひと 東京に行くことを 僕が決めた時も 一番の理解者でいてくれたのは そう 君でした 「頑張れ」と泣きながら君がくれたエール 旅立ちの朝にくれた言葉 消えないように 痩せないように 何度でも心に描く 拝啓:あれからずいぶん経ちますが 僕は何とか『頑張って』います どんな時も応援してくれた 君の声を抱いて… 今日もこの街から どれだけの夢たちが 光を失ってしまったのだろう そして どれだけの夢たちが 光を手に入れたのだろう… 冬枯れたこの都会の片隅にも ほらあの星座は輝いてる 君と隣り合わせでよく見てた あのオリオン座の光 東京は花吹雪舞う夢舞台 迷いもなく信じている 今はまだ冬の風 花は咲きそうにないけど 拝啓:いつの日か夢叶えたとき 君に最初に会いに行きます どんな時もそばにいてくれた君へと 最高の笑顔連れて行くから