誰がはじめに夢見たことだろう? 翼を持たない雛鳥の空望むように 誰がはじめに叶えたことだろう? こんな小さくも頼りない鉄の鼓動で ほらあの空の先に何があると かつては歌ってみたものが いつかは辿りつくと誰が知っていた? さあ風を受け 雲を掴んで それでも誰も こんな広い世界でも 満ち足りなどしないのだろう ああだからこそ 世界は狭く 心に抱くその浪漫 何を知れば満たされるのだろう? その可能性を 信じていたのだろう そうして突き進むその先に広がる———空。 どこまでも飛んでいけ———この空はお前たちのものだろう? さあ風を受け 雲を掴んで かつての幻想も いまはこうして 打ち破られるその様 ああだからこそ 世界は狭く 心に抱くその浪漫 きっと私も探していくのだろう……?