[00:00.000] 作曲 : めらみぽっぷ [00:01.000] 作词 : RD-Sounds [00:30.04] [00:32.01]<演目『仲良し村の八人の仲間たち』> [00:33.79] [00:33.95]めくるめく [00:34.50]幕が開く [00:35.42]此度の舞台はさて何処か [00:40.95] [00:41.17]いざ集え [00:41.99]さあ集え [00:42.92]里の片隅は劇場となる [00:49.09] [01:04.05]幼い憧憬の眼の先に [01:11.29]命あるように舞い踊る役者(ひとがた)達 [01:18.91] [01:19.10]共に永遠を誓い合った [01:26.41]八人の仲間たちは愉快に舞い踊る [01:37.18] [02:38.35] [02:38.90]あれらには 命などない [02:45.22]知って尚 命観る演技(しぐさ) [02:51.75]本質(しょうたい)を隠しうる魔法 [02:58.21]劇場の主にその真偽 問い質す [03:04.36] [03:04.54]秘密めかして [03:06.39]笑うその眼の奥に宿す光 [03:10.56] [03:10.79]それこそ [03:11.75]けして暴かれることなき 謎(エニグマ) [03:16.87] [03:17.13]嗚呼 [03:17.54]卑しくもペテン師のような [03:20.56]欺瞞に塗れたその姿よ [03:23.49] [03:23.67]偽りだらけの御咖噺など [03:27.01]けして騙されてなどやるものか [03:29.79] [03:30.00]でも [03:30.23]鮮やかな詐欺師のような [03:33.38]底の見えない笑みの向こう側 [03:36.46] [03:36.64]『お前如きが暴けるものか』と [03:39.88]言葉にされずとも挑まれる [03:42.81] [03:43.00]――謎多きその姿を、きっと僕は [03:51.06]畏れていたんだ。 [03:56.53] [04:10.89] [04:15.22] [04:18.50]<演目『少年と人形の森の魔女』> [04:26.20] [04:27.67]彼は孤独に [04:31.32]森の中 歩いていた [04:34.90] [04:35.13]悪しき魔女から [04:38.68]仲間を救おうとして [04:42.47] [04:42.67]全てを暴け [04:46.31]魔女の住処に忍び込む [04:50.06] [04:50.33]そこには 無数の おぞましき人形 [04:57.43] [04:58.04]さあ [05:01.65]首を刎ね またひとつ 首を刎ねていく [05:05.54]それでも雨はけして止みはせず [05:09.06] [05:09.29]首を刎ね またひとつ 首を刎ねていく [05:12.82]尚のこと雨はけして止みはせず [05:16.43] [05:16.67]首を刎ね またひとつ 首を刎ねていく [05:20.49]ますます雨はけして止みはせず [05:24.06] [05:24.07]首を刎ね またひとつ 首を刎ねていく [05:27.99]いよいよ雨はけして止みはせず [05:33.45] [05:35.29] [05:35.46]手に負えぬものに [05:37.36]制裁を下さんと宿す光 [05:41.40] [05:41.59]それこそここに暴き晒した [05:46.67]悪しき魔女 [05:48.07]お前の正体なんだろう! [05:55.02] [06:18.20] [06:18.74]嗚呼 [06:19.06]愚かしくも道化師のように [06:21.94]慌て狼狽える魔女の姿 [06:25.07] [06:25.25]子供騙しと欺いたその罪 [06:28.37]けして許してなどやるものか [06:31.23] [06:31.44]でも [06:31.64]その全て暴いた暁 [06:34.85]その先には何が待つのだろう [06:37.86] [06:37.99]奮う蛮勇 返す忘憂 [06:41.40]一途な思いに突き動かされ [06:44.30] [06:44.31]嗚呼 [06:44.52]或いはあれらと同じ素体(からだ)か [06:47.77]最後の問いは 今こそここに [06:50.96] [06:51.12]その存在は その依代は [06:54.26]夢(いま)と幻想の『自己愛の権化』(アガルマトフィリア) [06:57.19] [06:57.40]でも [06:57.61]その答えは得られはしない [07:00.66]それは聞くことはもはや叶わない [07:03.57] [07:03.78]この扉を開いたとき [07:07.32]引き返すにはもう遅すぎたんだ [07:11.01] [07:11.24]――秘密なき、この姿にきっと僕は [07:18.38]焦がれていたんだ。 [07:23.80] [07:36.89] [07:39.86] [07:44.56]<演目『仲良し村の九人の仲間たち』> [07:51.45] [07:51.81]めくるめく [07:52.64]幕が開く [07:53.56]此度の舞台はさて何処か [07:59.02] [07:59.24]いざ集え [08:00.09]さあ集え [08:01.01]たとえ皆が皆揃わずとも [08:06.80] [08:07.12]幼い憧憬の眼の先に [08:14.51]命あるように舞い踊る役者(ひとがた)達 [08:21.85] [08:22.17]新たにこの村に迎えられた [08:29.48]九人目の仲間が楽しげに踊っていた [08:40.00]